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「高速バスに女性優先座席導入!相次ぐ不同意わいせつ事件への安全対策とは?」

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近年、公共交通機関での安全性が注目される中、神姫バス(姫路市)は新たな試みをスタートしました。同社が運行する関西学院大学神戸三田キャンパスと三宮・大阪を結ぶ高速バス路線で、女性優先座席が試験的に導入されました。この取り組みは、今年5月から6月にかけて同路線で発生した不同意わいせつ事件が契機となり、学生や保護者に安心感を与えています。高速バスは4列シートが一般的で、背もたれが視界を遮るため死角が多く、安全性が課題とされていました。特に、混雑時には補助席が使用されるため、乗客が容易に移動できない状況が問題視されていたのです。今回の女性優先座席導入は、こうした状況に対処する一環として注目されています。

関学エクスプレス
関学エクスプレス

神姫バスが設置した女性優先座席は、補助席を含めた全60席のうち右前方2列10席が対象となっています。基本的には女性専用ですが、満席時には男性も利用可能です。この取り組みに対し、関西学院大学1年生の高山夢叶さん(18)は「女性専用の座席ができたことで、隣に座る男性への気遣いが不要になり、安心して利用できるようになった」と述べています。これにより、女性乗客の安全性と快適性が向上し、バス内での心理的な負担も軽減されると期待されています。

一方で、試験導入初期から実施されている利用者アンケートでは、賛否両論が寄せられています。「高齢者や身体の不自由な方のための優先座席を増やすべき」「女性優先座席しか空いていないと座りづらい」「優先座席の割合が多すぎる」といった声が約4分の1を占めました。これについて、神姫バス三田営業所の西村敦所長(50)は「社会全体で安全を守る意識が必要だ。試験導入を継続しながら最適な形を探していく」と語っています。

神姫バスは今後もアンケート結果を参考に、女性優先座席の数や位置、設置時間帯を調整しつつ試験導入を継続する方針です。この取り組みは、乗客の安全を第一に考える公共交通機関の姿勢を示すものであり、多くの注目を集めています。

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この記事を書いた人

大阪市在住。三田市でパソコン教室やってます。最新ニュース、おすすめ情報をお届けしています。