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【創業135年】奇跡的に東京大空襲を免れた天ぷらの名店「土手の伊勢屋」とは?

土手の伊勢屋

東京メトロ日比谷線三ノ輪駅から徒歩約10分の場所に佇む「土手の伊勢屋」は、創業135年を誇る老舗天ぷら店です。この店は文化庁から登録有形文化財にも認定されており、その歴史は非常に奥深いものがあります。お店の公式サイトによると、関東大震災前には隅田川の支流が近くまで流れ、その支流の土手を利用した立地に建物が構えられたと言われています。創業当初の明治22年(1889年)は、あの大日本帝国憲法が発布された年でもあり、時代背景を感じさせますね。当時は吉原遊郭の入り口、吉原大門の近くで営業を始めたそうです。そのため、歴史的にも地理的にも非常に興味深いロケーションに位置しています。

土手の伊勢屋

土手の伊勢屋の建物は関東大震災で倒壊した後、昭和2年(1927年)に再建されました。つまり、現在の建物でも築97年という長い歴史を持っています。そして奇跡的なことに、昭和20年の東京大空襲の戦火を免れたため、現在も当時の姿を留めています。この貴重な木造建築は平成22年(2010年)に文化庁から登録有形文化財に認定され、歴史的価値の高さが認められました。その外観は時代を超えた風情を持ち、訪れる人々にノスタルジーを感じさせます。現在でもその趣ある佇まいを残し、土手通り沿いのランドマーク的存在として多くの人を魅了しています。

天ぷらといえば「土手の伊勢屋」を思い浮かべる人も少なくないでしょう。この店で最も有名なのは、丼から大きくはみ出す迫力満点のアナゴ天です。特にランチタイムには行列ができるほどの人気ぶりで、多くの人がその独特の天ぷらを求めて訪れます。そのボリュームだけでなく、サクサクとした衣と香ばしい味わいが絶品で、天ぷら好きなら一度は訪れておきたい名店です。訪問の際は営業日と営業時間を事前にチェックし、早めの到着を心掛けると良いでしょう。

土手の伊勢屋 穴子丼

さらに、「土手の伊勢屋」の周辺エリアも見どころが満載です。例えば、浅草の鷲神社(おおとりじんじゃ)は酉の市で有名で、毎年多くの人々が訪れます。また、樋口一葉記念館では明治時代を代表する女性作家の歴史に触れることができます。さらに、近くの旧泪橋(現浜川橋)には「あしたのジョー」の像が立ち、マンガファンにとっても楽しめるスポットとなっています。このように、天ぷらだけでなく歴史と文化が交差する町での散策を楽しむのも一興です。

明日のジョー
明日のジョー
土手の伊勢屋

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この記事を書いた人

大阪市在住。三田市でパソコン教室やってます。最新ニュース、おすすめ情報をお届けしています。