【驚愕】新一万円札が37万円で落札!あなたの財布にも眠る「AA-AA券」の秘密とは?
2024年11月24日、Yahoo!オークションで新紙幣の一万円札が驚きの37万6000円で落札されました。一見普通の一万円札が、この高値をつけた理由は何でしょうか?紙幣の記番号が「AA-AA券」であったことがその背景にあります。AA-AA券とは、紙幣の番号の両端に「AA」が印刷されたものを指し、初期発行の証としてコレクターから高い人気を集めています。特に今回のように、流通初期の一枚ともなれば、まさに「お宝」として注目されるのも無理はありません。
実際、新紙幣の発行当初、AA-AA券は市場でほとんど見かけることがなく、コレクターたちが首を長くして待ち望んでいました。筆者もその一人ですが、11月に入り、ついに市場で流通を確認。今回オークションで出品された一枚は、記番号が「AA-AA」となっており、極めて珍しいものでした。記番号が「AA-AA」かつ非常に若い番号だったため、多くの人がその価値に注目し、オークションの価格が一気に跳ね上がったのでしょう。
このAA-AA券は、理論上90万枚が発行されると考えられています。記番号が000001~900000まで割り当てられる仕組みだからです。しかし、実際には市場に出回るのはその一部で、特に若い番号の紙幣は関係機関や関係者に配布されるため、一般流通には回らないことが多いのです。そのため、今のところコレクター市場でも流通量が極めて少なくなっています。筆者が確認した限りでは、コイン商で1枚が9万9000円(税込)で販売されていた例がありましたが、販売開始後すぐに完売となりました。
今回のYahoo!オークションで落札されたAA-AA券とコイン商で販売された紙幣には記番号の類似性があることから、どこかで一括して入手した人物が、分けて市場に流した可能性も指摘されています。それでも37万6000円という高値は、やはり「市場初」とされる価値が影響しているようです。この価格が維持されるかどうかは、今後の流通状況次第でしょう。しかし、今なお市場での出現数が極めて限られている現状では、同様の高値が期待できるかもしれません。
ここまでの情報を踏まえれば、AA-AA券がごく普通の財布や引き出しの中に眠っている可能性も考えられます。手持ちの新一万円札を確認してみる価値は十分にあります。もし発見すれば、それは単なる紙幣以上の価値を秘めた「お宝」となることでしょう。