新聞販売店の朝は超早い!
私の勤める読売新聞販売店は朝刊が毎朝深夜2時30分に印刷所から届く。その前に準備しておかなくてはいけないので、全員深夜2時出勤だ。私は家からバイクで5分と近かったがやはり起きるのはきつかった。それでも根性を入れて無理やり起きて出勤していた。
特に冬場は深夜なので路面が凍結していたり、バイクのエンジンがかからないなどトラブルが多いため深夜1時には起きて準備していた。雨の日は合羽を着なくてはいけないので余計と大変だ。
深夜に販売店だけが明かりがついている
販売店は田舎にあったので、あいているお店も少なく深夜は本当に真っ暗になる。新聞販売店だけが煌々と明かりがついている。そこに配達員が続々と出勤してくる。配達員のほかにも、新聞に折り込みをセットする役目のパートの女性もいた。彼女はとにかく出勤が早い!1時45分には到着している。
彼女は山奥から車で出勤しているので、家を出るのも早いそうだ。遅刻もなく優秀な人だった。

そんな彼女に店長が重要なミッションを託した。
出勤したら全員にモーニングコールをかけること!
朝が早すぎるので遅刻するスタッフも多い。新聞を配達する時間は決まっているので、遅刻すると取り返しがつかない。新聞が到着してから起こしに行ったのでは間に合わない。そこで彼女に頼んだのだ。
私も何度か助けられたことがあった。毎日が寝不足なので1週間に1回は疲れすぎで起きれないことがある。その時に彼女からの電話で起きられた。



しかし、問題点もある。電話しても起きない連中だ。何度電話をかけても出ない!そういう時は仕方なく家まで起こしに行く。一緒に住んでる家族がいる人は迷惑極まりない。こちらも気を使うのだ。
起こし役の彼女が休みの日は遅刻者続出!
さすがの彼女も1週間に1回は休みがある。彼女だけが頼りの現場だったので、朝はまぁ大変である。ほとんどのスタッフがギリギリ出勤なので自分の準備に精いっぱいでモーニングコールどころではない。
案の定、遅刻者続出である。しかも雨や雪の日などは新聞にラッピングをしないといけないので、現場はめちゃめちゃである。
しかし、休みの日は誰かがモーニングコール役をしなくてはいけないのだが全員嫌がってました。結局、彼女は休みの日でも朝だけ出勤するはめになりかわいそうでしたね。