ヘルシー志向が招く悲劇…少ない油での揚げ物が思わぬ火災リスクに!IHコンロの安全な使い方とは
健康志向が招く危険?少ない油での揚げ物がIH火災の原因に!安全な調理法とは
「IHコンロだから安全」という思い込み、実は危険な落とし穴かもしれません。ヘルシー志向の高まりから、油を少なくした調理が人気を集めていますが、その裏には思わぬ火災リスクが潜んでいることをご存知でしょうか?
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の調査によると、取扱説明書に記載されている油の量よりも少ない油で揚げ物を調理した結果、IHコンロが発火し、火災に発展するケースが相次いで報告されています。また、やけどを負う事故も発生しており、決して他人事ではありません。
なぜ、少ない油で調理すると危険なの?
- 温度センサーの誤作動: 油が少ないと、温度が急激に上昇し、温度センサーが正確な温度を測ることができなくなります。その結果、過熱状態が続き、発火に至る可能性があります。
- 揚げ物モードの重要性: 揚げ物調理には、専用の「揚げ物モード」が設定されています。このモードを使用することで、温度を適切に制御し、安全に調理を行うことができます。
- 鍋選びも大切: 鍋底が平らで変形のない、IH調理器専用の鍋を使用することが重要です。
IHコンロで安全に揚げ物を調理するためのポイント
- 揚げ物調理中は絶対に目を離さない: 万が一の場合に備え、常に調理の様子を確認しましょう。
- 揚げ物モードを使用する: 揚げ物調理の際は、必ず「揚げ物モード」を選択しましょう。
- 規定量の油を使用する: 取扱説明書に記載されている油の量を守りましょう。
- IH調理器専用の鍋を使用する: 鍋底が平らで変形のない鍋を選びましょう。
- 定期的な掃除: IHコンロや鍋を清潔に保つことで、より安全に使用することができます。
まとめ
IHコンロは便利な調理器具ですが、誤った使い方をしてしまうと、思わぬ事故につながる可能性があります。健康志向で油を少なくしたい気持ちは分かりますが、安全を第一に考え、正しい調理方法を心がけましょう。