新聞配達エリアは販売店が区域分けしている

一つの新聞販売店の管轄エリアは結構広い。ですので販売店が区域をいくつかに分けてそれぞれに担当社員をつけている。私の働いていた新聞販売店は三田市という田舎なので昔ながらの山間部と山を切り開いたニュータウン部がある。山間部だと家と家の距離が遠いので全員バイクで配達する。私も田舎の山奥担当でしたので90㏄のスーパーカブで配達していた。
私の配達する区域は昔ながらの家ばかりでマンションなど一つもない一軒一軒バイクで配達する。しかし、ニュータウンなのは大型マンションが立ち並び配達方法が異なる。
マンションには2種類ある
一口にマンションといっても2種類がある。昔の集合住宅でエレベータがなく、階段もとても狭い。隣の建物への連絡通路もなく、一旦1階に降りて隣の建物に行かないといけない。部屋が固まっているので一気に配れそうに思えるが、横移動ができないので効率が悪くかなり時間がかかる。
かたや、最新のマンションはエレベーター完備で隣の建物への連絡通路があり配るのに効率がとてもいい。一気に新聞もはけるのである。4棟も5棟もある大型マンションではそれだけで200部以上の新聞を配達をしなくてはいけないので所長はある方法をとった。
そのマンションの住人を配達員として雇う
大型マンションなので、他を配達している配達員がそのマンションをエリアに入れてしまうとほかの家への配達が遅れてしまう。なのでそのマンションの住人を配達人として雇った。新聞は販売店で300部を梱包してマンションの入り口に置いておく。朝起きた住人配達員は入り口でひもをほどいて配達する。
時間のない時には奥さんも手伝って短時間で終わらせていたそうだ。こちらとしては時間通りに配達してくれればいいので誰が配達しようが関係ない。しかし、ある日事件が起こった…
朝からマンションからの苦情の電話ラッシュ!
私は自分のエリアの新聞配達を終え、販売店に戻り電話番をしていた。配達員が入れ忘れたりした場合にお客さんの家まで配達しないといけないのだ。その日の電話の数はハンパではなかった。ジャンジャン電話が鳴り響く!
かけてくるお客さんの住所はすべてあの大型マンションだった。あまりにも数が多すぎるので急いでそのマンションに行くと驚くべき光景が!なんと朝8時に時点で



いやいや、これはヤバいでしょ!慌てて販売店から応援を呼び一軒一軒お詫びしながら配達した。住人の配達人は朝販売店からの電話で起きたが二度寝してしまったらしい。普通なら販売店に出勤するから起きているか確認できるがこの場合確認できない。それ以来寝坊はなかったが毎日がハラハラする日々だった。
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