坂本勇人、新契約にサイン!来季への決意を語る―1億円減も「当たり前」と語る理由
巨人の坂本勇人選手が11月26日、都内の球団事務所で行われた契約更改交渉に臨み、来季も単年契約を結びました。今年でプロ18年目を迎えた坂本選手にとって、今シーズンは困難な一年でした。打率は.238、7本塁打、34打点と自己最低の成績に終わり、6月下旬からは3週間の二軍調整も経験。それでもシーズン終盤には重要な場面で勝負強さを発揮し、9月23日の阪神戦では代打で決勝打を放つなどチームの勝利に貢献しました。また、本格的に挑んだ三塁守備ではゴールデングラブ賞を受賞するなど、明るい話題もありました。
坂本選手は契約更改後の記者会見で、「年俸が1億円ほど下がりましたが、納得のいく結果です」と語り、自己評価の厳しさを垣間見せました。「苦しい時期もありましたが、来年こそ打撃でも評価を得られるよう頑張りたい」と意気込みを語る姿は、ファンにとって頼もしい限りです。
「日本一」の夢を再び目指す坂本の思い
2023年シーズンは巨人が4年ぶりのリーグ優勝を果たす一方で、クライマックスシリーズでは敗退し、日本シリーズ進出を逃しました。この結果を受け、坂本選手は「優勝は素晴らしいことですが、日本一になればさらに良い経験ができる。来季こそチーム全体で日本一を目指したい」と意欲を見せました。さらに、「今年優勝を経験した選手たちは、その喜びを知ったはず。日本一になれば、その喜びはもっと大きい」と、チーム全体の士気を高める言葉を残しました。
また、坂本選手自身も個人的な目標に向けて決意を新たにしています。通算2500安打まで残り85本、300本塁打まであと5本と、大記録達成が見えてきている中、「数字にはこだわらないが、来年達成すべきだとは思っている」とコメント。「さらに野球が上手くなりたい」という向上心を胸に、ファンに進化した姿を見せることを誓いました。
進化し続ける坂本勇人の挑戦
坂本選手の2023年シーズンは、苦しいながらも実りある一年でした。三塁守備でのゴールデングラブ賞受賞は、打撃不振にもめげず新しい挑戦に取り組んだ証です。「まだまだ野球が上手くなりたい」という発言には、35歳という年齢を感じさせない情熱が宿っています。来季に向けて、個々の力を伸ばし、強いチームを作ることを目標に掲げた坂本選手。巨人ファンの期待も高まる中、彼がどのようなシーズンを見せてくれるのか楽しみです。
坂本選手の姿勢は、多くのアスリートにとっても学びとなるでしょう。「苦しい時期も乗り越え、常に成長を求め続ける」―この言葉は、来シーズンの坂本選手にとって重要な指針となりそうです。