大相撲初場所 琴桜vs熱海富士戦で異例の誤審！審判が勝負前に手を挙げ、館内騒然！綱取りへ向け大きな痛手

2025年1月17日、大相撲初場所6日目、大関琴桜と西前頭2枚目の熱海富士の一番で、異例の事態が発生しました。勝負がつく前に審判が手を挙げ、取り直しとなったのです。

この日の一番は、琴桜が綱取りに向けて負けられない大事な一番でした。しかし、熱海富士の激しい攻めに押され、土俵際まで追い込まれます。そして、琴桜の足が土俵ギリギリにかかったところで、勝負審判の朝日山親方が勝負ありと判断し、手を挙げました。

しかし、この判定に物言いがつき、審議の結果、琴桜の足は土俵を出ていなかったことが判明。勝負がつく前に審判が手を挙げたため、取り直しとなりました。やり直しの一番でも、熱海富士の勢いは止まらず、琴桜を圧倒。見事勝利を収めました。琴桜にとっては痛恨の5連敗となり、綱取りへの道が遠のいてしまいました。

この出来事について、朝日山親方は「とっさに挙げちゃった。申し訳ない」と謝罪。一方、熱海富士は「勝ったからよかった」と冷静に振り返りました。過去にも、同様の事例はありましたが、非常にまれなケースです。日本相撲協会広報部は、戦後では同様の記録は残っていないと説明しています。

今回の誤審は、相撲界に大きな衝撃を与えました。審判の判断がいかに難しいか、そして、その判断が力士の運命を左右する可能性があることを改めて認識させられました。

相撲ファンにとっては、このようなハプニングは、興をそぐものかもしれません。しかし、同時に、相撲の奥深さ、そして、その魅力を感じることができる出来事でもあったと言えるでしょう。今回の出来事を教訓とし、より公正な審判が行われることを願います。

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