大谷翔平が元通訳に4900万円相当の野球カード返還を要求！裁判の行方と日本強制送還の可能性とは？

大谷翔平選手が元通訳の水原一平被告に対し、32万5000ドル（約4900万円）相当の野球カードの返還を求める裁判を起こしたことが、現地時間11月27日に報じられました。この野球カードは、水原被告が大谷選手の口座を使用して無断で購入したもので、大谷選手自身の直筆サイン入りのカードも含まれているとのこと。水原被告は今年3月にロサンゼルス・ドジャースを解雇されており、彼の行動は転売目的だったとされています。この新展開に、米メディアも注目し「奇妙な展開」として報じています。

米国時間12月20日に予定されている量刑宣告では、水原被告が30年以上の懲役刑を受ける可能性や、総額約1700万ドルの賠償金の支払い義務が生じる可能性があると指摘されています。さらに、彼が日本に強制送還される可能性も浮上しており、その処遇に関心が高まっています。

水原被告の罪状と裁判の現状について

水原被告は、今年1月から3月の間に大谷選手の口座を使い「eBay」や「Whatnot」などのオンラインプラットフォームで野球カードを購入しました。水原被告の主張では、これらは自身の金で購入したとされていますが、大谷選手側は所有権の返還を求めています。7月に予定されていた量刑宣告は、「精神科医による診断書作成の遅れ」を理由に延期されており、現在も裁判の進行が続いています。

今回、裁判所へ提出された資料によれば、水原被告の押収品には、パノップリーケース入りのスポーツカード、プラスチック製カードプロテクターなどが含まれているとのことです。彼の行動により、ファンや関係者に多大なショックを与えたことは否定できません。

大谷翔平選手と水原被告の関係性に変化

かつて大谷選手の側近であり、良き友人でもあった水原被告との関係は、今回の騒動によって完全に断たれました。ニューヨーク・ポスト紙は「オオタニとイッペイの物語は奇妙な展開を迎えた」と報じる一方、ESPNは水原被告が連邦刑務所に服役する可能性や、国税庁への賠償金として100万ドル以上を支払う義務が生じる可能性についても触れています。

米メディアは、この裁判が大谷選手のイメージや今後の活動に影響を与えることを懸念しており、日米両国で注目が集まっています。水原被告が日本に強制送還される可能性が現実のものとなるかどうかは、今後の裁判結果次第です。