子どもたちに大人気“ファミチキ給食”!注目の狭山市公立学校での試み
ファミリーマートの定番ホットスナック「ファミチキ」が、埼玉県狭山市の公立小中学校23校で学校給食として提供されることが話題となっています。この取り組みは、狭山市の市制70周年を記念して実現したもので、2023年12月19日と20日の2日間に渡り実施される予定です。
ファミリーマートによると、今回のコラボレーションは子どもたちに喜びを届けると同時に地域貢献を目的としたもので、同社発祥の地である狭山市とのつながりを象徴しています。このニュースに対し、SNSやニュースサイトでは様々な意見が寄せられています。
一部では、“ファミチキが給食に出るなんて食育的にどうなのか?”という懸念の声も挙がっていますが、子どもたちの間では期待感が高まっているようです。
SNSで話題“質素すぎる給食”への驚き
ファミリーマートが提供した「ファミチキ給食」のイメージ写真には、牛乳、サラダ、小さなパン2つ、そしてファミチキというシンプルな内容が映し出されています。この写真に対して、
“こんなに少なくて給食になるの?” “もはやおやつでは?” “昔の給食はもっと豪華だった…”
といった驚きや疑問の声が続出しています。ただし、これはあくまでイメージ写真であり、実際のメニューはもう少し充実していると予想されます。
狭山市の公式サイトによると、例えば12月12日の給食メニューは次の通りです:
小学校
- 牛乳
- ごはん
- 野菜わん
- 鱈の柚子塩麹焼き
- 切り干し大根の五目煮
中学校
- 牛乳
- きつねごはん
- 沢煮椀
- ポテトコロッケ
- 大根のピリ辛漬け
これらを見る限り、通常の給食はバランスの取れた内容が提供されていることがわかります。
給食量の減少と物価高騰の影響
一方で、近年SNSでは“給食の量が減った”という声が多く見られるようになりました。例えば、2023年10月にはある保護者が小学生の給食参観で撮影した写真をSNSに投稿し、その少なさに衝撃を受けたと話題になりました。
こうした背景には物価の高騰が影響しています。愛知県日進市では、2024年4月から給食費の値上げを予定しており、給食センターは“質や量を維持するためには値上げが避けられない”と説明しています。物価上昇の影響が全国の学校給食に広がりつつある中で、自治体ごとの対応も分かれています。
無償化への動きと今後の課題
一部の自治体では、給食費の無償化が進められていますが、それでも物価高の影響を完全にカバーするのは難しい現状です。給食の量や質を維持するためには、さらなる費用負担が避けられない可能性があります。