日本とタイ合作映画『LOVE SONG』で向井康二と森崎ウィンがダブル主演
Snow Manの向井康二(30)と森崎ウィン(34)が、日本とタイの合作映画『LOVE SONG』でダブル主演を務めることが発表されました。本作は、タイドラマ『2gether』で知られるウィーラチット・トンジラー監督が手がける日本とタイを舞台にしたオリジナル作品です。
本作では、東京とバンコクを舞台に、研究員のソウタ(森崎ウィン)とカメラマン兼ミュージシャンのカイ(向井康二)が再会し、学生時代の未完成の歌が2人をつなぐ物語が描かれます。ソウタは突然の辞令で海外勤務を命じられ、バンコクでカイと再会。ソウタが学生時代の歌を覚えていることに驚くカイとの間で、過去と現在が交錯する純粋なラブストーリーが展開されます。
タイにルーツを持つ向井康二は、タイ語のセリフに挑戦しただけでなく、通訳も担当するなど、作品への深い関わりを見せました。向井は“普段のSnow Manとしての自分では見せられない表情が多く出せた”と語り、この作品での新たな挑戦に手応えを感じたとしています。一方、森崎ウィンは“カイを演じる向井の声を聞いて不安が解消された”とコメント。自身が演じるソウタについては“真面目で几帳面だが、カイとの再会で見える不完全な部分が魅力”と語りました。
監督のトンジラー氏は、日本とタイの文化の違いを学びながら、純粋な恋愛とラブソングをテーマにした本作を“見る人に幸せを届けるロマンチックな物語”と評しています。また、向井と森崎の演技には本物の息遣いが感じられ、物語が一層輝きを増したと絶賛しました。
森崎ウィンは、スティーブン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』で主要キャストを務めた経験を持ち、本作でも文化や言葉の壁を乗り越えて完成を目指しました。一方、向井康二は“この映画が自分の代表作になることを目指し、多くの方に共感してもらいたい”と語っています。タイ語のセリフやアーティスティックなキャラクターに挑戦し、ルーツを持つタイでの撮影を楽しんだ様子がうかがえます。
プロデューサーの野副亮子氏は、本作を“世界の観客を意識した作品”として企画。森崎と向井の起用理由について、それぞれの国際的な経験と、役どころに合った演技力を評価したと語りました。ウィーラチット・トンジラー監督は、これが初の日本映画への挑戦であり、脚本から撮影まで丁寧に作り上げた作品です。監督は“純粋な恋愛と歌の力が詰まった物語”を目指し、日本とタイの協力による新しい視点を提供しています。