近畿中学駅伝に挑む三木東中学校陸上部|雪辱と新たな挑戦へ意気込み
近畿中学校駅伝大会(12月1日、京都府山城総合運動公園)に向け、三木東中学校(三木市福井)の陸上部が男子・女子ともにアベック出場を果たします。今年の県大会では男子がベストメンバーを揃えられず全国大会出場を逃し、女子も予定通りのレース展開が叶わず4位という悔しい結果に終わりました。しかし、それぞれの悔しさをバネにして近畿大会で雪辱を果たす決意が固まっています。
男子は1区のエース榎本翔馬さん(15)を中心に、各区間をトップでつなぐことを目標とし、女子も経験者と新メンバーが力を合わせてチーム力を発揮し勝利を目指します。近畿中学駅伝はそれぞれのランナーが持つ思いと努力が試される舞台です。注目の大会に向けた陸上部員たちの意気込みに迫ります。
男子チームは、県大会では9月から体調を崩していた5区の扶蘇一颯さん(15)が欠場し、優勝候補として期待されていた全国大会への道を断たれました。しかし、近畿大会では万全の布陣で挑む覚悟です。特に1区の榎本翔馬さんを中心に、昨年出場できなかった2区の上田悠翔さん(14)らが「体調管理に万全を期し、全区間でトップを目指す」と語ります。また、2年生ながら4区を走る井上杜竜さん(14)は「いつも通りに走ることが大切」と冷静な姿勢を見せ、6区の在里悠希さん(14)は「状況に応じた走り方を意識する」と大会を見据えています。
女子チームは、県大会で想定していた1、2区のリードを逃し惜しくも4位となりましたが、近畿大会出場の目標は達成しました。4区の八木美春さん(15)は急きょメンバー入りながら「全力で走る」と強い意気込みを語り、2区の1年生楠光生さん(13)は「チーム全員で勝利したい」と笑顔を見せます。
また、元バスケ部で3区を走る大塚もえさん(15)は「1秒でもタイムを稼いで後続につなぎたい」と語り、1区の屋敷乃梨子さん(15)や5区の山下優月さん(13)も意欲を燃やします。それぞれが個性と持ち味を発揮し、チーム全体の力を高めることで、悔しさを乗り越えた成果を出すことを目指しています。
近畿大会に挑む彼らの姿は、多くの人々の心を打つことでしょう。陸上競技の魅力は、個々の努力とチームの結束が試される点にあります。三木東中学校陸上部がどのような走りを見せるのか注目です。