レーサー並みのテクとスピード!?最速で新聞配達する新聞配達員!

新聞配達のバイク

新入社員には2週間新聞配達の先生がついてくれ教えてくれる

新聞配達

三田市の読売新聞三田販売所で新聞配達をしていた時のおはなしです。未経験で新聞販売店に入社した場合、業務内容が全く分かっていないため2週間ほど先輩が指導してくれる。

まず入社して大変なのは毎日の新聞配達である。道も家もわからない早朝の真っ暗な場所を時間内に新聞を配達することはとても難しい。先輩がついてくれるので安心していたが、先輩の武田さんはとんでもない人だった!

超高速移動とすごい新聞配達テクでついていけない

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先輩の武田さんは配達が早いことで有名だった。私はみんなが一目置いている武田さんの「最速の新聞配達テク」を見ることができるとウキウキして朝刊配達に臨んだ。しかし、期待をはるかに上回っていた。

上田憲
上田憲

とにかく速い!速すぎる!

ともに90CCのスーパーカブに乗っていてバイクの性能差はなかったが、バイクテクが違いすぎた!とにかく武田さんは減速しないのである。新聞を大量に積んでいるのでカーブがあると減速しないと新聞が落ちてしまう危険がある。しかし、武田さんは減速せずハングオンでバイクを寝かしてコーナーを高速でクリアする。

その時点でついていくだけでも精一杯だった。そして、新聞をポストにいれる際も武田さんのテクは炸裂した。通常はバイクを止めて三つ折りにしてポストにいれる。しかし武田さんは目的の家が近づくと高速で走りながら新聞を一部取り、片手で膝を使って器用に三つ折りにしてポストに走りながら入れていく。新聞を入れるのにいちいち完全停止しないのである。

家を覚えるどころかついて行くことで疲れた…

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武田さんが指導してくれた2週間…正直何にも習得できなかった。中盤からはついていけない私に武田さんはあきれてほったらかしで一人で配っていた。私もついて行くことをあきらめて途中で休憩していた。

武田さん自体は新聞配達に関しては優秀だったが、教えることは全く向いていなかった。自分はできるのになぜ他人は出来ないのかを理解できないのである。

新聞を速く配ることは重要だが、確実に家を覚えて間違いなく配達することも重要なのである。私の後に入社した人たちも武田さんの指導に不満たらたらであった。店長が何度武田さんに注意しても理解できないのか改めることをしなかった。それからは武田さんは指導員として扱われることはなかった。

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